ノンメタル治療

Non-metal

清水歯科クリニックが金属をお勧めしない3つの理由

1. 金属アレルギー問題

金属アレルギーとは病名でいうと「接触皮膚炎」です。
メカニズムは、アレルギーはタンパク質に対し起こるものなので金属が直接にアレルギーを起こすわけではありません。銀歯などの金属から溶出した金属イオンが、人体が本来持つタンパク質と結合し、アレルゲンとなりタンパク質に変質させるのです。
接触部に起こる接触皮膚炎が代表的だが、金属イオンが血流によって全身に運ばれると全身性皮膚炎を起こすこともあります。

近年、増加する金属アレルギーはその予備軍も含め約1000万人、日本人の12人に1人の存在が推測されています。
症状としては肌荒れ、円形脱毛症などです。
もし、症状や検査結果により歯科用金属が原因であると判断された場合、外用薬や内服薬の使用では治癒しない為、金属抗原除去などの治療が必要となる。
主な検査はパッチテストであるが、パッチテストでは判明しない事もある。これは上記のメカニズムで述べたように、金属そのものがアレルギーを起こすのではなく、金属とタンパク質との化合物が原因物質であるため、パッチテストでは判明しにくいからである。

2. 銀歯、金属が身体や頭、脳にもたらす影響

口腔内に金属があると、口の中に微弱な電流が流れ、それが人体に影響を与える可能性があります。これを「ガルバニー電流」といいます。これは、例えばアルミホイルを噛んだ時にも現れ、嫌な感触や不快な感じを与えます。
脳や神経系の伝達は電気信号によって行われますから、このガルバニー電流が脳の誤作動を引き起こすと考えられています。
脳だけでなく、様々な体の不調もこのガルバニー電流が関係しているのではと考えられています。
例えば体調不良やめまいといった、特に原因の見当たらないものは数多くありますが、このガルバニー電流について対処すると、症状が改善するという例が見られます。
また、銀歯が電磁波のアンテナとして働いている可能性も、指摘されています。
パソコンや携帯電話から発せられる電磁波を銀歯が受け止めてしまい、体内に電磁波を取り込みやすくなっていることが、健康を害する原因と考えられています。

銀歯・金属と頭痛との関係とは
銀歯と電磁波の関係や、アマルガムの水銀の影響で、頭痛が引き起こされることがあります。脳内にも微力ながら磁力を感じる器官が存在します。
それらが電磁波によって狂わせられることが、片頭痛を引き起こす原因の一つである、という可能性が指摘されています。
また、ガルバニー電流によって脳の電気信号に異常が発生すると、痛覚神経も正常に働かなくなり、頭痛などの症状が現れることがあります。
脳内を流れる電気信号は、様々な情報を処理するために不可欠なものです。
脳が誤った認識をしてしまえばそれが身体に影響となって表れることがありますが、原因不明の頭痛もその可能性があるのではと医師が警鐘を鳴らしています。

3. カリエスリスク

大人のむし歯の多くは歯と銀歯のすき間からできます。それは歯の磨き方が悪いのではなく、銀歯が劣化することによって起こってしまうのです。お口の中は酸性、アルカリ性、暑い、冷たいなどと過酷な環境です。銀歯は早くに劣化してしまい、歯とのすき間からむし歯になってしまいます。
一方でセラミックは陶器の一部なので口の中でも安定し、虫歯になりにくいのです。


銀歯は話している時や笑ったときに銀歯があると目立ち、審美的に問題を引き起こします。
歯に銀歯を入れると金属の成分が歯や歯ぐきに溶けだして、黒くなってしまいます。金属はぬれたところにあると成分が溶け出し、白い歯もピンク色の歯ぐきも黒くなっていきます。

銀歯の下で虫歯が広がる
実は銀歯はセラミックと違い、歯とあんまり接着していないのです。なので、取れないような形にしてはめ込んでいます。中が虫歯になっても取れないように銀歯の形ができています。だから取れたころには虫歯が大きく広がっているのです。
セラミックは歯とよくくっつくので、セラミックの下で虫歯が広がることはありません。

銀歯の表面は見えない小さな傷が多くあり、その為に汚れがつきやすいです。その為にその傷の中に細菌が詰まっています。歯ブラシで磨いても傷の中の細菌は取れないのでお口の中にべとべと感が残ってしまうのです。
セラミックは表面を一度コーティングして焼いてしまうので、傷がなく汚れが付きにくいのです。

以上の3つの大きな理由で当院ではセラミック治療をお勧めしています。しかしセラミック治療は高額であるという欠点がありました。当院ではその欠点を補うため、優秀な技工士を育成し自社で技工所を持ち作成している為、他のクリニックに比べ安価で精度の高いものを患者さんへ提供できるようなシステムを構築しています。