2016.09.01
Dr.の齋藤です。
先日、院外の先生で、現在歯科の書籍も執筆されており、秋田県にて開業されている佐藤洋司先生をお招きしての勉強会がありました。
今回はその時の勉強会の内容についてお伝えします。
幾つかのテーマについて講義していただきましたが、簡単に3つにまとめて3日に渡り、ご紹介致します。
1つ目はMTM(限局矯正)についてでした。これは最近よく耳にする部分矯正のことです。
適応できる症例には限りがありますが、1歯から数歯のみを動かしたい場合は治療期間も短く患者さんの負担も少なくできるので有用だと思います。
部分的に、とは言っても、ビフォアアフターを比べてみると変化は歴然で、審美的にもよくなり、また清掃しやすい環境になっています。
これは左上の前歯を抜いて内側に入ってしまっている歯を外側に出しています。
前歯なので、抜いた前歯のところに仮歯を入れて、内側からワイヤーをかけることで、矯正治療中の審美的問題をカバーしています。
こういった患者さんへの配慮はとても大切だと感じました。
場合によりTADと呼ばれる矯正のためのインプラントを骨に埋めることで歯を動かしやすくしているそうです。右下に見えているのがTADです。
必要に応じて、様々な治療方法を提供できるスキルを身につければ、患者さんにとっても必要とされる歯科医師、歯科医院になれるのだろうと感じました。
まだまだ未熟な私ですが、日々精進していきたいと思います!!