2017.06.13
酒田で熊谷先生にコミュニケーション・ギアのサイトを教えて頂いてから、患者さんへの予防の説明がしやすくなりました。
コミュニケーション・ギア
http://www.c-gear.net
上の図は、第一大臼歯の生涯を図に表したものです。
6歳で乳歯の後ろに生えてくるので、「六歳臼歯」とも呼ばれます。
生えたての歯は柔らかいので、かみ合わせの溝がむし歯になりやすいです。
リスクの評価をせずお口の中の環境も整えないまま、茶色くなっているからと削ってしまうと、
また、むし歯になって再治療が繰り返されます。
だいたい7年から8年周期で再治療を繰り返すと、残念ながら、3〜4回目の治療で抜歯になります。
では、その抜歯理由はなんでしょうか?
むし歯と歯周病が75%なので、むし歯と歯周病にならないように歯科に通院すれば歯は守れるのです。
では、むし歯と歯周病を防ぐためにはどうすればいいのでしょう。
細菌のかたまりであるバイオフィルムは、こすらないと落ちません。
むし歯と歯周病を防ぐには、Point1原因の除去とPoint3継続的なケアは、患者さんご自身で行って頂きますので、私たち歯科衛生士がケアの質を向上させるお手伝いをします。
お口の中の環境を整えてから、このようなセラミックの治療を受けていただくと、むし歯にもなりにくく若々しい口もとになります。
(後ろから2番目。天然の歯のように見える第一大臼歯は、当院の歯科技工士が作成したセラミックの歯です。)
予防ばかりのブログになっていますが、当院は審美治療をメインに行っております。
2017.04.18
当院でオフィスホワイトニングを2回行った患者さんの写真です。
歯に大きな負担をかけずに、白くすることができます。
来院した時のお口の中の状態によりますが、何も問題がなければ最短で2回で右のように、自然な白さになります。
前歯に詰め物やかぶせ物が入っている方は、また違った治療法になりますので、ぜひご相談下さい。
2016.07.04
実は、大人のむし歯の80%はやり直しの治療です。
歯科検診で「虫歯があります。」と言われ歯科に行くと、削ってCRと呼ばれる、白いプラスチックや、インレーと呼ばれる部分的な銀歯に置き換わります。
治療が終わって「また、何かあったら来て下さい。」と言われて数年後に歯科に行くと、今度は神経を取る治療を行い、土台を作って、まるっと被せるFMCという被せ物に置き換わります。
しばらくすると、歯ぐきよりも下の部分に虫歯が広がってしまっていたり、土台から外れてきたり、歯が割れるというトラブルが起こり、残念ながら「抜歯」になるというのが歯の一生です。
一番よいのは、「虫歯が出来ないように、子供の頃から予防を行うこと」「問題が起こらないようにメインテナンスに定期的に通院すること」なのですが、再治療で保険治療の銀歯にするか?セラミックにするか?迷った場合は、セラミックをおすすめします。
セラミックは劣化することがないため、長く使うことができます。また、歯としっかり付くため取れることもほとんどない材料です。審美性にも優れ、金属を使わないために歯や歯茎などが黒くなることもなく、金属アレルギーにもなりません。(ただし強い力が加わると欠けることはあります。)
「予防」という観点から見ても、セラミックは、虫歯や歯周病の原因となるプラークが付きにくいのでおすすめしております。
当院でセラミック治療をした患者さんは、「舌で(セラミックを)触った時の感触が、ツルツルして気持ちよい」とみなさんおっしゃいます。
最後は抜歯まで行き着く「銀歯治療」の負の連鎖
http://www.news-postseven.com/archives/20160629_424622.html
2016.06.20
今回は、審美治療法の一つ、「ラミネートベニア」についてご紹介します。
ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をした薄い板を貼り付けて見かけを改善する方法です。 歯が変色したり、歯と歯の間に少し隙間がある場合などに有効です。
女性の方は特にご理解しやすいと思いますがネイルチップ(付け爪)のようなイメージです。
ラミネートベニアでは歯の色、形、大きさ、歯並び、歯のすきまを改善することができます。他の審美治療と同様に保険治療適応外のため自費診療で行われます。
《ラミネートベニアの特徴》
・ホワイトニングではできない強く変色した歯でも白くできる。
・歯を削る量が少なく、痛みも少なく、短期間で治療が済む。
・セラミック製なので、摩耗しにくく変色の心配がない。
・歯の色を自由に選べ、天然歯のような自然な仕上がりになる。
《ラミネートベニアのメリット》
・クラウンに比べて削る量が圧倒的に少ない。
・そのため治療が短期間で終了する。
・希望の歯の色にする事が出来、軽度の歯並びの改善、形態の修正が出来る。
《ラミネートベニアのデメリット》
・歯ぎしり、くいしばりが強いと割れたり欠けたりすることもある。
・少ないとは言っても、自分の歯を削ることになる。
・噛み合わせや歯並びによってはラミネートベニアではできないことがある。
ラミネートベニアは、変色した歯や、位置や形が少し不自然な歯に使われます。上あごの前歯に使われるのがほとんどです。ラミネートベニアは、セラミックの薄い板を貼り付けるので、大きなむし歯のある場合など歯の表面に接着しにくいときは使えません。また、歯ぎしりやかみしめの癖のある人では割れる可能性が高くなりますので、当院では検査とカウンセリングを行い、ラミネートベニアの治療ができない場合は、ほかの治療法を提案致します。
治療の後は定期的にメインテナンスに来院して頂きます。
<症例>
担当医 清水剛
患者様のご希望により白めに作製しております。
治療前
治療後