2016.09.05
こんにちは!
ドクターの荒川です!
先日、秋田からインプラントで有名な佐藤洋司先生を招いての院内勉強会を行いました!
歯がないところに人工の歯を入れる。ものすごいことのようですが、今の歯科医療では一般的な治療です。
噛めるようになるのはもちろん、見た目も改善され、日々の生活もかなり変わっていきます。
佐藤先生に教えていただいた知識を、今後の臨床に生かせればと思います!
日々勉強ですね!
それでは、また!
2016.09.01
Dr.の齋藤です。
先日、院外の先生で、現在歯科の書籍も執筆されており、秋田県にて開業されている佐藤洋司先生をお招きしての勉強会がありました。
今回はその時の勉強会の内容についてお伝えします。
幾つかのテーマについて講義していただきましたが、簡単に3つにまとめて3日に渡り、ご紹介致します。
1つ目はMTM(限局矯正)についてでした。これは最近よく耳にする部分矯正のことです。
適応できる症例には限りがありますが、1歯から数歯のみを動かしたい場合は治療期間も短く患者さんの負担も少なくできるので有用だと思います。
部分的に、とは言っても、ビフォアアフターを比べてみると変化は歴然で、審美的にもよくなり、また清掃しやすい環境になっています。
これは左上の前歯を抜いて内側に入ってしまっている歯を外側に出しています。
前歯なので、抜いた前歯のところに仮歯を入れて、内側からワイヤーをかけることで、矯正治療中の審美的問題をカバーしています。
こういった患者さんへの配慮はとても大切だと感じました。
場合によりTADと呼ばれる矯正のためのインプラントを骨に埋めることで歯を動かしやすくしているそうです。右下に見えているのがTADです。
必要に応じて、様々な治療方法を提供できるスキルを身につければ、患者さんにとっても必要とされる歯科医師、歯科医院になれるのだろうと感じました。
まだまだ未熟な私ですが、日々精進していきたいと思います!!
2016.08.30
唾液が少なくなると、口臭の原因になるだけでなく、虫歯や歯周病になりやすくなります。
唾液は、下記のようなたくさんの働きを持っているのです。
(1) お口の粘膜を潤し、お口を滑らかに(潤滑作用・湿潤作用)
(2) 消化を助ける(消化作用)
(3) 飲み込みを助ける(咀嚼・嚥下作用)
(4) 生体を守る(生体防御のはたらき)
(5) 味覚
(6) お口の中を清潔に保つ(洗浄作用、自浄作用ともいう)
(7) お口の中のpHを一定に保つ(緩衝作用)
(8) 酸によって溶けた歯を修復します(再石灰化作用)
(SUNSTAR Mouth&Body PLAZAより)
唾液が少なくなる原因には、シェーグレン症候群、更年期障害、放射線治療、薬の副作用などがあります。
もし、なんとなく唾液が少ないのではないか?と思われたら、ご相談下さい。
2016.08.08
先週、患者さんから質問が多かったので、今回は「口臭」についてです。
口臭は、歯周病など治療が必要な疾患が原因となっている「病的口臭」、疾患を伴わない「生理的口臭」、にんにくなどの匂いが強い食品を食べた時に発生する「食品由来口臭」の3つに分類されます。
生理的口臭は、舌に付着している汚れや唾液中のたんぱく質が、口腔内の細菌によって分解される際に口臭成分を発生するために起こるもので、程度の差はあってもほとんどの人に見受けられるものです。
口のなかは湿気があって温度も高いため、食べカスなどがたまると雑菌がはびこり、臭いを発しやすい環境になっています。ふだんは唾液の抗菌作用によって、口臭もおさえられています。ところが起床時や空腹時には唾液の分泌量が減るため、いつもより口臭が強く感じられます。
病気のなかでも、もっとも口臭の原因となりやすいのは、虫歯と歯周病です。じつは慢性的な口臭の原因の9割は虫歯と歯周病といわれるほど。つまり口臭を気にするなら、虫歯と歯周病を防ぐためのオーラルケアこそがもっとも重要なのです。
グリコ健康科学研究所HPより
2016.08.01
ネットサーフィンをしていたら、自分ゴト化とは何か。というおちまさとさんのブログを発見しました。
http://ameblo.jp/ochimasato/entry-12175718779.html
いつも診療の際に、レントゲン、写真、歯周病の検査表、唾液検査、実際に鏡でご自身の歯を見て頂いたりして、ご自分の歯の健康状態を知ってもらうことを行って「自分ゴト化」できるように心がけておりますが、今何も問題が起こっていなければ、未来の自分の健康状態を想像することは、なかなか難しいことですよね。
下の表は、2011年のPESIDENT ON LINEのリタイヤ前にしておけばよかった後悔の健康編です。
虫歯は、赤ちゃんがお腹の中にいる時から予防することが可能です。
虫歯のない子どもの頃から歯科に通院すれば、歯科は治療するところではなく、美容院やエステのように「歯をきれいにする場所」です。
学校歯科検診で虫歯がなかったお子さんも、一生自分の歯で食べていけるように、夏休みに歯科デビューをしてみませんか?
もちろん、「歯では苦労したことがない」という大人の方もお待ちしております。
2016.07.25
7月3日に理事長の出身大学である日本歯科大学で、第3回スーパー日歯会を主催致しました。
今回は、米国ロマリンダ大学に留学経験があり、現在日本でご活躍されている、梅津先生、多保先生、松田先生にご講演頂きました。
同じ畑から成長していった先生方のご活躍を身近で見せて頂き刺激を受け、これからの歯科医師人生の道しるべとなりました。
演者の先生方、運営メンバーの先生方、参加して頂きました先生方、ありがとうございました。
今後も継続して開催致しますので、今回ご参加頂けなかった先生方も次回はお待ちしております。
2016.07.11
「歯が痛くなった時に歯科に通う」日本人と、「歯の健康を維持するために歯科に通う」スウェーデンやアメリカ人との、定期健診受診率と70歳時の残存歯数を比べたものです(サンスター調べ)。
世界の長寿国の日本人の70歳時の歯の数は、スウェーデン人とアメリカ人と比較すると半分以下という残念な結果であることがわかっています。
しかし、スウェーデンやアメリカと同じように、「歯の健康を維持するために歯科に通う」ことを選択すると、日本でも同じ結果になります(日吉歯科診療所調べ)。
歯を失うのは老化ではありません。
健康なうちから、歯を残すために歯科に通いましょう。
毎日のセルフケアの仕方も、検診の時に確認してもらって下さいね。
8020推進財団
「受けていますか歯科検診」
http://www.8020zaidan.or.jp/info/exam.html
2016.07.04
実は、大人のむし歯の80%はやり直しの治療です。
歯科検診で「虫歯があります。」と言われ歯科に行くと、削ってCRと呼ばれる、白いプラスチックや、インレーと呼ばれる部分的な銀歯に置き換わります。
治療が終わって「また、何かあったら来て下さい。」と言われて数年後に歯科に行くと、今度は神経を取る治療を行い、土台を作って、まるっと被せるFMCという被せ物に置き換わります。
しばらくすると、歯ぐきよりも下の部分に虫歯が広がってしまっていたり、土台から外れてきたり、歯が割れるというトラブルが起こり、残念ながら「抜歯」になるというのが歯の一生です。
一番よいのは、「虫歯が出来ないように、子供の頃から予防を行うこと」「問題が起こらないようにメインテナンスに定期的に通院すること」なのですが、再治療で保険治療の銀歯にするか?セラミックにするか?迷った場合は、セラミックをおすすめします。
セラミックは劣化することがないため、長く使うことができます。また、歯としっかり付くため取れることもほとんどない材料です。審美性にも優れ、金属を使わないために歯や歯茎などが黒くなることもなく、金属アレルギーにもなりません。(ただし強い力が加わると欠けることはあります。)
「予防」という観点から見ても、セラミックは、虫歯や歯周病の原因となるプラークが付きにくいのでおすすめしております。
当院でセラミック治療をした患者さんは、「舌で(セラミックを)触った時の感触が、ツルツルして気持ちよい」とみなさんおっしゃいます。
最後は抜歯まで行き着く「銀歯治療」の負の連鎖
http://www.news-postseven.com/archives/20160629_424622.html
2016.06.27
厚生労働省 e-ヘルスネットより
メインテナンスで来院される患者さんに、「虫歯はありませんか?」とよく聞かれるのですが、歯を失う原因は、虫歯だけではありません。 『歯周病』も、歯を失う原因の半分を占めています。 歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
(臨床歯周病学会ホームページより)
虫歯も歯周病も、細菌の感染により起こる感染症ですので、予防することが可能です。 歯周病は、たくさんの原因と関連があることが研究でわかってきているので、症状を悪化させないことが健康寿命を延長する鍵となります。 歯周病向けの歯磨き粉やうがい薬を使っただけでは治らないので、気になる症状があった場合は、歯科へ来院して下さいね。
こちらもどうぞ参考にお読み下さい。
厚生労働省
e-ヘルスネット
歯周病
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth-summaries/h-03
PRESIDENT online 2015.5.31
歯の喪失2大原因引き起こす生活習慣
後悔しない「体のメンテナンス」
【3】虫歯と歯周病
http://president.jp/articles/-/15308
2016.06.20
今回は、審美治療法の一つ、「ラミネートベニア」についてご紹介します。
ラミネートベニアとは、歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をした薄い板を貼り付けて見かけを改善する方法です。 歯が変色したり、歯と歯の間に少し隙間がある場合などに有効です。
女性の方は特にご理解しやすいと思いますがネイルチップ(付け爪)のようなイメージです。
ラミネートベニアでは歯の色、形、大きさ、歯並び、歯のすきまを改善することができます。他の審美治療と同様に保険治療適応外のため自費診療で行われます。
《ラミネートベニアの特徴》
・ホワイトニングではできない強く変色した歯でも白くできる。
・歯を削る量が少なく、痛みも少なく、短期間で治療が済む。
・セラミック製なので、摩耗しにくく変色の心配がない。
・歯の色を自由に選べ、天然歯のような自然な仕上がりになる。
《ラミネートベニアのメリット》
・クラウンに比べて削る量が圧倒的に少ない。
・そのため治療が短期間で終了する。
・希望の歯の色にする事が出来、軽度の歯並びの改善、形態の修正が出来る。
《ラミネートベニアのデメリット》
・歯ぎしり、くいしばりが強いと割れたり欠けたりすることもある。
・少ないとは言っても、自分の歯を削ることになる。
・噛み合わせや歯並びによってはラミネートベニアではできないことがある。
ラミネートベニアは、変色した歯や、位置や形が少し不自然な歯に使われます。上あごの前歯に使われるのがほとんどです。ラミネートベニアは、セラミックの薄い板を貼り付けるので、大きなむし歯のある場合など歯の表面に接着しにくいときは使えません。また、歯ぎしりやかみしめの癖のある人では割れる可能性が高くなりますので、当院では検査とカウンセリングを行い、ラミネートベニアの治療ができない場合は、ほかの治療法を提案致します。
治療の後は定期的にメインテナンスに来院して頂きます。
<症例>
担当医 清水剛
患者様のご希望により白めに作製しております。
治療前
治療後